マツマスアドバイス(仮)

血液検査の検査値を解説

暖かくなっていよいよ春の到来ですね。春といえば健康診断を受けられる方も多いのではないでしょうか。ところで、皆さんは血液検査の項目について、ある程度理解されていますか?
血液検査からは様々な病気や体の状態が分かります。
今回は血液検査の代表的な項目ごとに簡単な説明をしたいと思います。

肝臓
・AST … 主に肝臓や心臓、筋肉に含まれる酵素。肝機能障害や心筋梗塞などで上昇します。
・ALT … 主に肝臓に含まれる酵素。肝機能障害などで高値になります。
・γ‐GTP … 肝臓に多く含まれ、特にアルコール性肝障害などで高値になります。

腎臓
・BUN(尿素窒素) … タンパク質が分解されてできる最終産物。腎臓に障害があると上昇します。
・CRE(クレアチニン) … 筋肉が分解されて生じる老廃物。腎臓に障害があると上昇します。
・UA(尿酸) … 食物に含まれるプリン体や、古い細胞が分解した時に生じる産物。高い状態が続くと痛風を引き起こします。

脂質
・T‐CHO(総コレステロール) … 高値では動脈硬化の危険因子となります。最近はこの値よりも後述の善玉・悪玉コレステロールのバランスが重視されることが多いです。
・HDL‐CHO(HDLコレステロール) … 善玉コレステロール。血管についたコレステロールを引き抜いて肝臓へ運んでくれます。低値では動脈硬化の危険因子となります。
・LDL‐CHO(LDLコレステロール) … 悪玉コレステロール。肝臓で作ったコレステロールを体内に運びます。高値では動脈硬化の危険因子となります。
・TG(中性脂肪) … 食事の影響を大きく受け、食後に上昇します。高値では動脈硬化や膵炎の危険因子になります。

血糖(糖尿病診断)
・HbA1c(ヘモグロビンA1c) … 過去1~3カ月の平均的な血糖値の指標となるもの。糖尿病の診断基準としてよく用いられています。

以上、代表的な検査値について簡単に触れてみました。検査値はあくまで病気や体の状態などの目安になるもので、基準値から外れた場合でもすぐに病気と決まるわけではないので注意しましょう。