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胃腸風邪とは

突然寒くなったり暖かくなったり、体温調節が難しい季節ですね。このような時期は胃腸風邪にかかりやすいものです。そこで、今回は胃腸風邪についてお話したいと思います。

胃腸風邪とは

胃腸風邪は、正式には感染性胃腸炎と呼び、主に細菌性とウイルス性の2つに分かれています。細菌性胃腸炎とは、主に夏場に多く発生しやすい食中毒が原因となるものが多く、サルモネラや腸炎ビブリオなどの菌が原因で発症します。そして、感染性胃腸炎の中で、最も多いと言われているのがウイルス性胃腸炎で、冬に流行する事が多いロタウイルスやノロウイルスがこれに該当します。ウイルス性胃腸炎について、この後もう少し詳しく説明します。

ウイルス性胃腸炎の特徴

ウイルス性胃腸炎は、ウイルスが付着した手や食べ物などから直接口に入る経口感染が主な原因となります。非常に感染力が高いため、感染者のおう吐物や便の処理が適切に行われないと爆発的に広がることもあります。ウイルス性胃腸炎には現在特効薬は存在しないため、点滴などの対症療法が中心となります。

・ノロウイルス
晩秋から冬にかけて流行し、半日から2日程度の潜伏期間の後に、下痢、嘔吐、腹痛、発熱などの症状が出ます。幅広い年齢層で発症が見られます。

・ロタウイルス
冬から春先にかけて流行し、1日から3日程度の潜伏期間の後に下痢、嘔吐、腹痛、発熱などの症状が出ます。便が白色になっている場合はロタウイルスの可能性が高いです。大人は軽症で済むことが多く、乳幼児が感染しやすいのが特徴です。

ウイルスの感染を予防するために

感染を予防するうえで最も重要かつ基本なのが手洗いです。石鹸で爪の間までしっかりと洗うようにしましょう。食品は85度以上で1分以上加熱すると良いです。食器や調理器具は85度以上の熱湯で1分以上加熱するか、次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤)を使用することで消毒できます。アルコール消毒は無効なので注意しましょう。
おう吐物などの処理をする場合は使い捨てのマスクや手袋を着用してペーパータオルなどで静かに拭き取り、次亜塩素酸ナトリウムで床を拭き取ります。使ったものはビニール袋に密閉して廃棄します。換気もしっかり行うようにしてください。

胃腸風邪になったら

胃腸風邪で最も心配なのが脱水症状です。おう吐や下痢によって、水分と一緒に電解質も大量に失われます。水分と電解質補給に最も適しているのはOS-1などの経口補水液です。一気に飲もうとせず、点滴のようにちょっとずつ摂取するのがお勧めです。市販の下痢止めなどはウイルスが排出できなくなり症状の悪化を招くことがあるので止めておきましょう。